青ペンギンの日記

i46bは基本的に漫画や小説のレビューをします。時として思索した跡を残していくと思います。

【感想】恋と選挙とチョコレート(ゲーム)

概要

恋と選挙とチョコレートは2010年10月29日にspriteから発売されたアダルトゲーム。ストーリーの概要を公式の作品紹介から引用すると

 

“恋” をしたい大島裕樹が所属する実績ナシのダメクラブ、食品研究部(通称・ショッケン)。
しかし、そのショッケンに危機が……
部活を守り、学園を改革するためには、生徒会長になるしかない!

かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀に勝てるのか!?

食品研究部の存続をかけた、生徒会長選挙を巡る青春ストーリー!

 

らしい。大島裕樹が恋をしたいキャラって今知ったんだけど。なに。

アニメ化も果たしている有名作なのと、イラストに惹かれたところに、10周年記念でHigh Resolutionが出たため購入。遊んでみたら結構面白かったので感想を書きます。

 

各要素を感覚で10点満点による点数づけをしています。

それとシナリオに関してはかなり内容にがっつり触れます。

 

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音楽

8/10

エレガがBGM、とI'veが主題歌担当(エンディングはCeui)だったりしてて、普通によかった。 雰囲気にあっていて良かった。オープニングの歌詞にある「甘いだけじゃ恋は前に進めないの」という歌詞が好きです。それとタイトル画面に流れる曲が透明感があって好きなんですが、全体のエンディング曲のインスト曲だったため、流れはじまた瞬間は鳥肌がたちましたね。

 

イラスト

10/10

春夏冬ゆう、絵が巧い……めちゃくちゃ巧い……イベントスチルが解放される度に嘆息した。まず主線の太さの選び方がいいですね。立ち絵では結構太いなと思っていたら、イベントスチルではかなり細い。その差になぐられますね。女の子の華奢な感じがでていて好きです。

それと視線誘導がしっかりしてますね。構図がいいというか。画面内で綺麗に収まっている一方で、要素が窮屈になっておらず、すっきりしている。Hシーンなんかも、見せたい順番が決められている感じがして、美しかった。

 

シナリオ

 7/10

全体としては良かったなぁ……ってなりました。面白かったし、楽しかった。キャラクターも各個人で魅力的だったのもあって、遊び終わったあとの満足感も一入でした。共通√に関してはあまり語ることがないので、各キャラに関して述べます。

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上の通りに数字が振られているので、その順番に沿って語れます。

 

千里√

8/10

タイトルとかサブタイトルにある通りのストーリーでした。綺麗に収まっていました。要素毎を回収していくたびに気持ちよくなれました。千里が暴力系ヒロインであり、心の奥底では主人公のことが好きなのが見え隠れしていたのもあって、破壊力がありましたね。幼馴染がメインヒロインのノベルゲーム、これには冴えカノの英梨々もにっこり。それとは別の話ですが、千里は他の個別√で必ず失恋描写が挟まり、その度ごとに挿入歌が流れてしまうので、4回も繰り返すと笑ってしまいました。

衣更√

2/10

衣更が好きなのと個別√で見たいものが提供されなかったのとがあったため、必要以上に嫌っているかもしれない。前半に主人公がやらかしつづけてどん底まで行くんですが、その時に衣更はただ存在するだけ。主人公が衣更のことを想って行動するんですが、行動そのものに衣更はあまり関係してこないんですよね。それなのに攻撃の対象になる。すごい不憫でした……ただ、衣更は可愛かったのでその点では満足。

皐月√

8/10

皐月、ヒロインの中では唯一、他の個別√での出番が極端に少ない。なので、ここでしか摂取できない栄養素がありました。皐月は上のような事情で彼女の話に触れるまでは魅力がなにかわからないようになってました。硬派なキャラでがあるんですが、甘いものには目がない……シミュラークルの果てにn回見たようなキャラなんですが、こう素直に出されるとキますね。良かった。

美冬√

9/10

1番感動した。美冬は千里に強い恩を感じていて、主人公のことが好きな千里のために我慢をしている、主人公と思いを通わせてもその後には強い罪悪感を覚えてしまう、という複雑な状態。そこにカタルシスがありましたね。それとCGがもっとも印象的でした。その時のイラストのシーンで雨が降っていたというのもあるかもしれない。

未散√

8/10

未散好き。キャラに1番深みがあった……ストーリーでいえば、選挙の話がダイジェスト形式でお送りされたのに笑いました。共通√であんなに準備していた選挙要素よ……閑話休題。ロリキャラを好きになったことがなかったので新鮮だった。まず、カッコいいんですよね。猫っぽいとは作品内で繰り返し言われるんですが、その猫的な可愛さとカッコよさの両方が兼ね備えられていた。そこに過去に抱えたトラウマがあって、それを受け止めるオージマがいて、その他に重めの業を抱えていてと私の好きな要素が兼備えられていた。良すぎる。

 

感想

遊んで面白かったのは事実。キャラクターが可愛かったのも事実。じゃあ、他人にオススメしますか?って言われたら、興味あるなら勧めるけど、興味ないなら別に……って作品でした。個人的には遊んでほしいですね。ただ、シミュラークルに揉まれて知ってる要素がだいたいだったので目新しさはほぼなかった。でも絵はきれいですし、シナリオも古典的な良さがあって、満足度は高いので、やってみたいのなら是非。

『わたしの幸せな結婚』を読んでて感じたこと

最近、前から気になっていた『わたしの幸せな結婚』を読んでみた。

マンガUPやら、ガンガンオンラインなんかでコミカライズが無料で読めたりするのでそれで試し読みしてみると雰囲気がつかめると思う。

 

自分の思想を前面に出しながら書くので、レビューではなく感想文のようなものになるだろう。

 

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

 

この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――

 名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
 嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。
 数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。

 斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。

 これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。 

 

作者の名前は「あぎとぎ あくみ」と読むらしい。

 

2巻で一区切りついていたのでそこまでに様々な自分のなかの考えが壊されたので書いていこうと思う。

 

ところでこのあらすじを見てみると、『シンデレラ』といった継子いじめを題材とした物語を思い出しますね。

 

実際そういうのを思い出しながら私は読んでいました。要は美世が受動的な女性として描かれているんですね。それは彼女の生い立ちからしてそう描かれているのですが、全体として自身にとってどうしようもない理由で彼女は虐げれらていますし。で1巻において彼女は拉致監禁されますし、それを自力で解決するわけではなくて婚約者が助けにくるのを待つという感じ。そもそも自立して何かする前に感情を取り戻してほしいですからね。

 

でもそういう風に受動的な女性を主人公に据えていることに驚きました。単純に古いと感じました。あるいは本当は古くなくて、私がそういう固定観念に縛られているとも言えますが。

 

というか、全体的に型にはまったキャラ付けがされているとも思っていて、例えば継母や異母妹は高慢ちきに描かれています。そういった、どちらかというと自己を主張していくキャラが悪役にくるんだなぁとも感じました。最終的に自己表現が上手くできるようになった主人公と対比されるような存在になるのかな。

 

ただそういったところを古いと感じるのは私の感性に多分に依っているので他の人が読むと、そうはならんやろってつっこまれるかもしれない。

 

私がこの作品を読んでいて良かったと思う点を書いていきます。

 

単純に主人公の美世に共感できるんですね。主人公は自信がなくて、なにかしらの失敗をしたらすぐ謝り、何か失敗したらそれを自分にせいにしてしまう。そういった姿に共感しました。

 

そういった主人公の姿はひ弱で華奢な女の子に映るので、そういった子が人に受け入れられていくのは心が温まります。

 

それと同時に彼女自身が辛い境遇を過ごしていたのを思いだすと、彼女が存在していい、むしろ必要とされる場所を見つけられるというのは感動するものがあります。

 

許容されるって良いですね。

 

ここまでが大体1巻の感想です。2巻はこれに対して裏の話にいくというか、1巻で放置されてしまったストーリーの枠組みの解体がなされます。

 

ストーリーの中身を適当にすると、美世は別の名家の家系の血を継いでいて、その家系の中でも特別な存在だった。それでその名家に帰ってこいと言われています。といった感じ。

 

全体としてストーリー構造が明かになっていくのが面白いのですが、これに関しては普通に面白くって何も言うことが無いので感情を揺さぶられたところを書いていきます。

 

まず、美世が上手く悩みを打ちあけられずに抱えこんでしまうのに共感しました。それまでに自己表現の仕方や頼れる存在がいなかった彼女は自分の思いを打ち明けられる人が少なく溜めこんでしまうというのは簡単に想像でき、それが故に辛いものもあります。

 

そういったことが理由でコミュニケーションに失敗してすれ違うんですね。もはや気持ちいい。

 

そういったことを乗り越えて頼れる存在を見つけられるというのは微笑ましいもので、満足しました。それとこのあたりから恋愛描写もロマンチックになっていき、ニヤニヤできるので良いです。

 

こう読んでいくと「これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。」というテーマで一貫しています。

 

主人公の美世が自信を持てるようになって満たされていくまでの様子が描かれていくのだろうと思うので、今後のストーリーも楽しみですね。個人的には自己を主張することを覚えた主人公がばったばったと的を倒していくのも見てみたいですが。

 

以上で書きたいことは大体書けました。

 

不憫な主人公が性癖なので楽しんで読めましたが、別にそうでなくて楽しめると思うので、とりあえずコミカライズ版とかを読んでみるのが良いと思います。原作はそれで惹かれたらでも。

 

ではでは

大学に入ってからを雑に振り返る

この記事はKMCアドベントカレンダー2020の1日目の記事です。前日の分がないので去年の分を置いておきます。

adventar.org

はじめに

アドカレ企画に参加するためになにか書かねばと思い、一番無難であり、過去にも例があったこの題材が丁度いいからこうしようと思った。

 

知見はない。

 

4月

大学に入学し、学籍をもらった。が授業は始まらない。当局が世の中の事情を鑑みて4月のあいだは休講すると決めたからだ。

 

無論、なにもない。

この頃はサークルの新歓も5月には対面でできるかのしれないと探り探りのところも、オンラインで始めたりするところ、宣伝だけして具体的な新歓をしないところなど様々であった。

 

私はそういったところにちょくちょく参加していた。

 

一方で、このころは初めての一人暮らしに対し戸惑いながらなんとか生活しようとしていた。のと、時間の使い方を自由にできるからとTwitter数学書に齧りついていた。

 

書いている現在でも、もっとも勉強していたなあと思い出すばかりである。なつかしい。

 

KMCでは4月中旬あたりから新入生プロジェクトが始まっていた。お絵かきとDTMに触れ始めた時期でもあった。下旬には入部を受け付けていた。

5月

講義が始まった。

 

そして履修登録した科目の当たり外れがわかった。が、このころにはすでに履修取り消し以外できないようになっており、別の講義を選べなくなってしまっていた。悲しいね。このときが当局にたいする不信感が最も高かった。

 

それと大型連休中に3日ほど実家に帰った。飛行機はガラガラであった。

 

私がKMCに入部したのはこのあたりだった。お金の振込みが面倒なんだよね......それとみんなでゲームを作るっていうプロジェクトの2020年版が動き始めた。共同作業だね。

6月

なんかあったっけ......

 

私はこのころから任意に対するモチベを失っていった期間だったとおもう......たしか。

 

脳死で課題を処理し続けるうちにやりたいことが消えていくんだよね。

 

とりあえずさいとうなおきの動画を見たりしてお絵かきを頑張ろうとしていたはず。いや本当にこのとき何していたっけ。

 

あとは漫画を結構読み始めた。講義中に読んだりして、そういうときは何を習ったかすら曖昧になった。当たり前である。

 

勉強しなくなったのはたしか。自習する時間を設けるやる気すらなくなった。

7月

期末。

 

レポートがたくさん出てきた。まあ言うほどでもないが。課題以外にやること見つけるのも面倒。お絵かきと漫画を読むことくらいかな。

 

いろいろと総括する時期なわけだが、単位になる勉強の中身についてしっくりこないことがあったりもした。

 

身についてもいないのに大丈夫と判を押されるの少し気味が悪い。

 

他にも、これは大学でやる必要のある勉強なのかと疑念を持ったりした。まあ、単位はもらえるだけありがたいので貰っておこう。

8月

大学生になって最初の夏休みなわけだが、ずっと家にいるという意味では何一つとして変わらなかった。代わり映えがない。

 

課題はなくなったが、勉強に対するやる気が復活したりはしなかった。

 

ので、漫画を読むことにした。タッチの全巻一気読みとかあったなあ。

 

百合漫画が好きなんだがセールスとかしょっちゅうやるから出費がかさむことかさむこと。

 

でも何もなかったな。

9月

このころも課題もないし勉強のやる気はわかないので今度はラノベを読んだ。

 

百合ラノベってこじつければ案外どこにでもあるし、だからたくさんあるんだなあ。

 

なんか9月にあったっけ......

 

なにも浮かばない。

10月

後期の講義が始まった。

 

が、このときに何をしたのか何も覚えていない。

 

講義の集中講義と普通の講義がダブルブッキングして凄まじく大変だった週があったなあ、くらいだな。

 

秋クールのアニメが始まった。明らかに豊作のクールになるので様々なアニメを追いたいとしたなあ。アニメ、面白いんだよね。

11月

私はこのころから18禁なゲームを遊び始めた。

 

これくらいしか、思い出すことがない。

終わりに

最新の方にしたがって、思い出せる出来事が少なくなっていったのはなぜ。

10月に読んだラノベおよび漫画まとめ

あまり漫画もラノベも読んだ感じがしなかったので2つをまとめてここに書く。

それでも全部書くのはあまり良さげではないので特筆すべきものにとどめる。

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14

 別記事に感想を描いたので割愛。

 

女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。

 普通に面白かったけど2巻を読みたいかと言われたら微妙。

恋する小惑星を思い出した。

 

安達としまむら 1

安達としまむら (電撃文庫)

安達としまむら (電撃文庫)

 

求めていた百合小説ここにあり。マジで好き。

アニメも空気感がよいので好き。

 

星屑テレパス

可愛い。マジでいい。おでこぱしーって設定もいいし女の子同士の関係性も良い。癒される。キャラクターも映えているし、ストーリーもそこそこ面白い。

 おでこぱしー。

往生際の意味を知れ! 2

 

1巻の話から一気に面白くなった。

表紙の人の化けの皮がはがれていくのが面白い。一巻はひたすらに不思議な宇宙人って感じだったので、そのギャップが印象的。

同一作者の『あげくの果てのカノン』はとても面白いのでおススメ。

 

SA07 1巻

SA07 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
 

 普通に好き。

 

【感想】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 14

読んだので感想。ダンまちアニメの3期が始まったので、久しぶりに読むモチベが上がっったから。

 

 

 

はじめに

読みながら書き連ねていくので、まとまっていない記事になります。そして、ネタバレが多くなる可能性があるので、そこらへんは注意かもしれないです。

 

幕間

そもそも前の巻からの続きなので、その記憶がすでに怪しい……読んだの2年半以上前だしマジでやばい。記憶を掘り出しながら読んでいく感じですね〜。

 

【疾風】を討伐するだとかなんだとか覚えていなかった。

 

読み始めてすぐに幕間にぶつかったので普通にビックリ。

 

めちゃくちゃピンチということがわかる。

 

7章

内容的にはベルたちを探そうとするリリたちがやばいくらい強い階層主に行く手を阻まれ、かつ逃げられないから倒すしかないって感じ。

 

100ページも戦い続けるのか、はーってため息ついて読んでみたんですが、面白いなと読みやすいのとで割とストレスレス。ここだけでも十分に面白い。ピンチを切り抜けるために色々と策を巡らしたり、死んでも勝つって覚悟決めてやっている感じで手に汗握る展開。面白い。

 

ただ、ベル=クラネルの話の続きをはよ教えろよと思ったり……

 

8章

ここは熱い気持ちになれる部分。

 

まず、やばいくらいたくさんのモンスターに襲われる。次にヴェルフが覚醒する。覚醒するところがカッコいいんだ。

 

その上で覚醒した後の成果も、見栄えがある。あそこまで派手な光景を想像させられると、ゾワゾワする。

 

その後にふたたび、強そうなモンスターに囲まれる。大変だなあ。

 

すると、今までの縁で仲間に助けられていく。胸が熱くなるわね。

 

で、ベルは?

 

リリたちのベルを探す遠征は続く。なんかやばいところへずんずん進んでいくなあ。

 

9章

ベルの出番やー!!待ってた!

 

なお開幕からすごい絶望感。やばそう。

 

リューさんは覚悟決めているし、いきなり酷な敵に襲われそうになるし、会敵するしで重圧がすごい。

 

特に、ベルくんが追い詰められていく様がエグってくる。

 

リューさんがなんとか精神的に支えていって、ほんの少しばかし状況が好転していく。どん底なのは間違いないけど、絶望の極大点を通り過ぎようとしている感じがある。

 

亡くなった冒険者の道具をうんたらこうたらする話は、彼らが高潔だなあと感じた。生きるためなら仕方ないとしても良さそうなところに、良心の呵責に苦しめられていく様は、彼らを精神的に追い詰めていくことの表現でもあるが、それだけ彼らが良い人間であることを示している。

 

ここまでで300ページ、ラノベ一冊分足らずくらい。でも、割とスラスラ読める。

 

10章+間章+11章+間章

徐々に光明が見え始めてきた。

 

とりあえずはモンスターに追われて迎撃してという感じ。未だに先の見えない戦いではあるが、それまでの絶望感からは少し解き放たれていた。

 

ベルくん、まだ成長の余地残すやん。かっこよ。

 

一方でリューさんの過去の話も出てきたりして深みが増す。アストレア・ファミリアの面々、キャラたっているなあ。

 

そういえば最近こんな対談を読んだ。

 

t.co

 

ベル=クラネルの成長譚なわけだし、ジャガーノートとの戦いを超えてさらに成長する姿を描こうとするのは容易に想像ができる。どのような過程で成長するのかな。

 

12章

存在が示唆されていたモンスターと会敵するわ、やばいところを突っ切らなくちゃで大変だなあ。

 

特に足元からほげほげした時には血の気が引く。

 

この辺りはリューさんの覚悟決まったプレーが重くのしかかる。絶望的な叫びをあげそうになった。

 

それでも、こういう本当に絶望的な展開にしっかり救いをもたらしてくれるのがダンまちだから信頼できる。

 

で、ジャガーノートとの戦い残っているのにこんなに満身創痍でええんか?

 

13章+エピローグ+あとがき

クライマックスやん。もう一章くらいあるかと思ったぞ。

 

ベルくんが最初のほうにリューさんの心を揺さぶる。

 

その後しばらく休憩をとっているがその間のリューさんの心情が揺れているのがわかる。

 

明かされる過去回想、マジで重い。そこ読んだら一旦本を置いた。刺激が強い。

 

休憩のあとは最終決戦なわけだけど、あっさり(マインドを除いた)回復分をごっそり持ってかれてて絶望感がすごい。

 

まあ、ダンまちらしくしっかりギリギリで救いをくれるので、生還が確定した時は胸をなでおろしましたね。

 

ところで、その後の展開からしっかりリューさんがヒロイン入りしていてびっくりしましたね。(白文字)でも良いなって思えました。

 

まとめ

このダンまちとかいう面白ラノベは??

続きも買いたいですね。

ここ3ヶ月くらいで読んだ漫画でオススメなの

 面白いと思った漫画のタイトルをツイートすることはあるけれどなにが具体的に面白いかを語ることがないので書きます。

 

 

ワンダンス

ワンダンス(1) (アフタヌーンコミックス)

ワンダンス(1) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:珈琲
  • 発売日: 2019/05/23
  • メディア: Kindle
 

 吃音の少年がダンスのなかで自己表現を果たしていくという感じの話。

まずこの作品は絵がかっこいい。ダンスシーンのところがすごくかっこいい。黒と白の使い方が本当にうまく、絵を追うだけでリズムを感じることができるほど。私にとって漫画の中での踊りは静止画的で冗長だと感じることが多かったのだが、この作品でその見方を改めた。

一巻前半のうちはどこかじめじめした印象を受けるがそこから主人公がダンスにのめり込み、三巻前半のコンテスト編というひとつの最高潮を迎え、そのままバトルダンスの良さに目覚めていく過程が特にかっこいい。

アフタヌーン11月号現在、バトルダンス編のつづきなので、追っていてとても楽しい。

 

ブルーピリオド

 絵がうまいっっ!!!!!

という話はおいといて、八虎が藝大にはいってからの話の中で最近すごく面白い。先生陣の中にいる猫屋敷さんのキャラがすごくよい。受験の話からずっといる、絵がめっっっっっちゃ上手いキャラであった世田助くんをぐさぐさと言葉で刺したり、自分自身すらも作品に対する姿勢といったところがすごく映えていて好き!!!!!

 

魔法少女にあこがれて

正義サイドの魔法少女と悪サイドの魔法少女がいて、そこでしっちゃかめっちゃかしている。 

主人公がエスっけに目覚めていくの本当に好き。そのうえで、その本性に忠実なのもマジでよい。たとえば最新刊の三巻にでてくる別の魔法少女が出てきたとき、その娘たちが正義の魔法少女たちを叩き潰したと聞いたときに、逆にその悪の魔法少女にキレるとか。ほかにもマゾに目覚める正義の魔法少女がいるのもよい。

 

ウタカタノミナト

 萌え!!!!!!!

女の子がかわいい~~~~~~~~。

とくに最近に出てきた黒い女の子がかわいぃ~~~~~~~~~。ギガントキプリスのまなちゃんが性格変わったりするのですが、変わっているときのまなちゃんが主人公に対してお姫さま抱っこしたりするのですが、よい!!

 

きたない君がいちばんかわいい

 白い女の子の異常な感情とそれの漫画による表現がよい!なんでいじめられているのにそれを喜んでいるんやよ。そのいじめられた傷につながりを感じるんやよ......はー、ほんますき。

 

きみが死ぬまで恋をしたい

 しんどい。

はかない百合。

常に女の子が生と死の境目で生きている側に立っているその中での少女たちの心情が丁寧に描かれていてよい。

 

観音寺睡蓮の苦悩

 観音寺睡蓮が生モノの限界オタクなのほんまによい。その限界っぷりがよい

きらら限界オタクが描く、百合限界オタクのハラハラストーリーでよい!!

 

合格のための! やさしい三角関係入門

 この物語は正三角形百合(byいちのかアウ)なんですが、脳を破壊されるヒロインいるし、ひたすらに天使なヒロインもいるし......

毎話々々おなか痛いし女の子がかわいい。

読者の脳は溶けます。

 

笑顔のたえない職場です。

ギャグと女の関係性の描き方がうまい。少しづつ人間関係が広がっていって、それぞれが絡まっていき、各キャラの表情をうまく引きだしてくれる。良作。

 

葬送のフリーレン

時間の流れを利用した物語。主人公フリーレンがエルフで長生きなので、そのほかの人間との時間間隔がズレていて、ゆえに感覚もズレている。

フリーレンがどのようにかつての勇者の旅で変化したのか、時間の変化の中で何を知ったのか、それに心を打たれる。最近の魔族の話もとても面白く、知的でよい!!

そのほかには、キャラクターも魅力的ですね。フリーレン自体もよいですが、ほかにも弟子のフェルンがママっぽかったり、近接枠としてやってくるシュタルクが臆病でそれの表現が秀逸だったりしていてよいです。

それぞれのキャラクターはドイツ語由来らしく、その意味もなるほどなってなりました。

 

まとめ

いい作品ですよ!!おすすめですよ!!

9月に読んだ小説(ラノベおよびweb小説)まとめ

夏休み後半になってラノベを読もうという気を起こしていくらか読んだのでまとめます

 

一覧

 

 

声優ラジオのウラオモテ

モノクロイラスト以外は満足。そのモノクロイラストも私は粗雑だと感じたけれど、先輩なんかはむしろ好きだと言っていたので人の好みなのかもしれない。not for meということらしい。

二巻の最後なんかはうるっと来ました。が、話全体は重めだったなあ。百合成分は低でお仕事青春ものという印象。

女の子同士なんてありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話

 2巻まででているけれど、1巻までしか読んでいない。

う~~~ん、not for meだった。

私は百合作品に極度のイチャイチャを求めているわけじゃないんだと認識した。

少なくとも万人に受け入れられる作品ではない。

 

私が恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

 同じみかみてれん作品だけど、こっちのほうが好き。2巻買おうかな。

ただ、スパダリの女の子をかっこいい風に描いているけど、よくよく考えてみればなかなかに酷い性格していると思うだよね。自分を正しいと疑わなかったり、自分が好かれると疑わなかったり、いろいろと身勝手な印象を受ける。

それを置いておいて、ガルコメとしてストーリーを描き切っているので、読み切ったあとは割と満足していた。

 

処刑少女の生きる道

 

 めちゃくちゃ面白かった。

1巻の最初のほうは設定の説明が重いと感じたり、あらすじを読んだあとだと少し冗長に感じたけれど、そこを抜ければ右肩上がりで面白くなっていった。

クソデカ感情を投げ合っているという意味では百合だけど、これを百合作品だと断言できる人間は相当に百合を見出す能力が高い人だろう。私はマノンとパンデモニウムのコンビが好きです。

この作品は、こちらに与えた予想を裏切るのがうまいのと、設定が凝っていることが特徴。物語を動かす準備→中ボス→そんなところにいると予想もしていなかった大ボス、みたいなパターンがだんだん見えてくるのだけれど、それでも細かな設定で鳥肌立つものを感じさせてくる。

とりあえず読んでみてほしい作品。

 

転生王女と天才令嬢の魔法革命

https://ncode.syosetu.com/n8558fh/

転生王女と天才令嬢の魔法革命 (ファンタジア文庫)
 

 web小説のほうで第一部まで読んだ。

書籍版のほうをぱらぱらとめくったら話の中身がかなり変わっていてびっくりした。大筋は同じだけどかなり違う。

魔法周りの設定がかなり凝っていて最後まで聞き続けたのにはびっくりした。精霊、魔力、魔法への適正などの設定そのものが伏線になっているともいえる。

百合度はそこそこ高い。最終的にはヒロインたちが結ばれるわけでもあるし。ヒロインたちが空と虹とにたとえられていたり、全体的に詩的。

 

私の推しは悪役令嬢

https://ncode.syosetu.com/n8792em/

別記事で語ったので割愛。

百合姫のほうでコミカライズ版が連載されていて、おそらく12月くらいにはコミカライズ1巻が発売するだろうからバチバチにおすすめしていくぞ!!

 

ふつおたはいりません

kakuyomu.jp

これも声優ラジオもの。連続で声優ラジオを題材にした作品に出くわしたので、メジャーなのかと思ったけど、そうではないらしい。

現在六部まで連載されている。私は三部までしか読んでいないが、そうとう楽しんでいる。

話全体は軽めで百合成分も強め。全体的に笑えて、そしてニヤニヤできてと、ガルコメらしい作品。

(著者による、セルフ書籍化を除けば)書籍化はまだしていないので、いつかしてほしい。百合小説としてかなり完成度が高い。ひとにおすすめしたい。

 

以上です。