青ペンギンの日記

i46bは基本的に漫画や小説のレビューをします。時として思索した跡を残していくと思います。

9月に読んだ小説(ラノベおよびweb小説)まとめ

夏休み後半になってラノベを読もうという気を起こしていくらか読んだのでまとめます

 

一覧

 

 

声優ラジオのウラオモテ

モノクロイラスト以外は満足。そのモノクロイラストも私は粗雑だと感じたけれど、先輩なんかはむしろ好きだと言っていたので人の好みなのかもしれない。not for meということらしい。

二巻の最後なんかはうるっと来ました。が、話全体は重めだったなあ。百合成分は低でお仕事青春ものという印象。

女の子同士なんてありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話

 2巻まででているけれど、1巻までしか読んでいない。

う~~~ん、not for meだった。

私は百合作品に極度のイチャイチャを求めているわけじゃないんだと認識した。

少なくとも万人に受け入れられる作品ではない。

 

私が恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

 同じみかみてれん作品だけど、こっちのほうが好き。2巻買おうかな。

ただ、スパダリの女の子をかっこいい風に描いているけど、よくよく考えてみればなかなかに酷い性格していると思うだよね。自分を正しいと疑わなかったり、自分が好かれると疑わなかったり、いろいろと身勝手な印象を受ける。

それを置いておいて、ガルコメとしてストーリーを描き切っているので、読み切ったあとは割と満足していた。

 

処刑少女の生きる道

 

 めちゃくちゃ面白かった。

1巻の最初のほうは設定の説明が重いと感じたり、あらすじを読んだあとだと少し冗長に感じたけれど、そこを抜ければ右肩上がりで面白くなっていった。

クソデカ感情を投げ合っているという意味では百合だけど、これを百合作品だと断言できる人間は相当に百合を見出す能力が高い人だろう。私はマノンとパンデモニウムのコンビが好きです。

この作品は、こちらに与えた予想を裏切るのがうまいのと、設定が凝っていることが特徴。物語を動かす準備→中ボス→そんなところにいると予想もしていなかった大ボス、みたいなパターンがだんだん見えてくるのだけれど、それでも細かな設定で鳥肌立つものを感じさせてくる。

とりあえず読んでみてほしい作品。

 

転生王女と天才令嬢の魔法革命

https://ncode.syosetu.com/n8558fh/

転生王女と天才令嬢の魔法革命 (ファンタジア文庫)
 

 web小説のほうで第一部まで読んだ。

書籍版のほうをぱらぱらとめくったら話の中身がかなり変わっていてびっくりした。大筋は同じだけどかなり違う。

魔法周りの設定がかなり凝っていて最後まで聞き続けたのにはびっくりした。精霊、魔力、魔法への適正などの設定そのものが伏線になっているともいえる。

百合度はそこそこ高い。最終的にはヒロインたちが結ばれるわけでもあるし。ヒロインたちが空と虹とにたとえられていたり、全体的に詩的。

 

私の推しは悪役令嬢

https://ncode.syosetu.com/n8792em/

別記事で語ったので割愛。

百合姫のほうでコミカライズ版が連載されていて、おそらく12月くらいにはコミカライズ1巻が発売するだろうからバチバチにおすすめしていくぞ!!

 

ふつおたはいりません

kakuyomu.jp

これも声優ラジオもの。連続で声優ラジオを題材にした作品に出くわしたので、メジャーなのかと思ったけど、そうではないらしい。

現在六部まで連載されている。私は三部までしか読んでいないが、そうとう楽しんでいる。

話全体は軽めで百合成分も強め。全体的に笑えて、そしてニヤニヤできてと、ガルコメらしい作品。

(著者による、セルフ書籍化を除けば)書籍化はまだしていないので、いつかしてほしい。百合小説としてかなり完成度が高い。ひとにおすすめしたい。

 

以上です。