【感想】処刑少女の生きる道 6 ―塩の柩―
アニメ化するらしい
思えば文章が理屈っぽいのでアニメだとキャラクターの感情に想像がもてるかもしれない
全編通して面白かった。残りが沢山あると頭でわかっていながら次のページでは完結してるんじゃないだろうかと思うほどのギリギリな状況が続いていた。それでも目の前で劇的に変わっていくキャラクターと戦況に目が離せなかった。今までで一番読むのがしんどかったけど、満足度もかなり高い
それと今回は今まで隠されていたことが次々と開示されていって、世界観がさらに広がりを見せていった。次の巻でもどうなるか気になる
少なくとも大きな区切りがついたことは確かで、第1部完!って言っても過言ではない。大きな変化は旅の目的そのものが変わったこと、メノウに立ちはだかる最終的な敵が変わったこと、目的を共有する人が変わったことかな。
特に新たに同行することとなった人物が面白くって、いい意味で期待を裏切られたような。というのも人災(ヒューマン・エラー)が元の人格を取り戻さないと思っていたからその裏をかかれたから。万魔殿ちゃんすごい好きだったので、マヤになってマノンの服着てって感じのエモエモな変化すごいいいぞ。(ここまで反転)さらには他の人災(ヒューマン・エラー)まで動き始めていてワクワクが止まらない
導師との関係にもケリがついて、その感動も一入。お前も人間だったんだな…キラーマシーンかなにかだと思ってたよ…
世界観により広がりが生まれた一方でメノウのおかれる状況はより絶望的になり好転する余地が見出せないけれど、だからこそ面白くって次の巻も楽しみだ。